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2010/09/26

カンブル修道院

ブリュッセル市内中心部、ルイーズ通りのすぐ近くにひっそりとあるシトー会の修道院。ゴシック・レイヨナン様式とフランボワイヤン様式で建造された美しい付属教会堂と庭園が見学できる。様式が混合されていて各時代で改修を重ねてきている遍歴がよくわかるのが面白い。派手さはなく質素なつくり。

訪れたときはちょうど小雨が降っていたが、教会に入った途端、一気に晴れ上がり、中庭を通して側廊の木製の扉から、光が差し込んできたのである。石造りの重厚な空間が一気に柔らかく感じられた。中庭の配置と光の差し込み方のバランスがこの空間を生み出している。こういう微妙な空間のニュアンスは写真では映らない。体感してみる価値がある場所だ。

建物周辺は、カンブルの森と呼ばれ、緑に包まれる庭が広がる。高低差をうまく利用して計画されていて、中心部の喧噪から一気に雰囲気が変わる。12世紀から時間を経て積み重ねられてきた建物の配置と19世紀に計画された庭との関係は、新旧時間の中でその時代ごとにそれぞれ計画していくことの意味を教えてくれる。保存ということだけでない、もう一つのベクトルも重要なのである。





2010/05/29

休暇

今日から10日間の休暇。ブリュッセル、ゲント、アントワープ、パリをゆっくりとまわる。
明日は展覧会を見て、屋外でジャズを聞けたらいいと思っている。

2010/05/02

空間

空間という言葉は難しい。抽象的で様々な意味を含んでいる。僕たちはよく使う言葉だが、一般的に共有されている言葉ではない。僕なりに考えると、ひとかたまりの空気をつくりだす場所、もっとわかりやすく言うと、人が集まってつくり出されている場所ということになるのだろうか。もちろんこれは、僕が対象とするものが屋外のパブリックスペースであることが多いことが大きく影響している。空間は、常に行為というかコンテンツと対になっていて欲しいのだと思う。ある休日のスナップ。ふとある人にメールをしようと撮ったものだが、この写真をながめていて思った。ここには空間が写っている。広場とか出店とか直接的な形態ではなく、空気感として、状態として空間が写っているように感じた。

2010/04/18

ラーケン王宮 温室


休日。ベルギー王室の温室庭園を観に行く。これがなかなかすばらしい。天気も良くぽかぽか陽気の中、トラムで10分ほどで到着。この時期2週間ほどしか一般公開されない。
ヴィクトル・オルタの師アルフォンス・バラによる設計。19世紀のアールヌーボー建築。

薄いコバルトグリーンの光に包まれ、熱帯の植物に囲まれながらガラス温室の中を散策。所々にベンチも置かれ、とにかく心地いい空間。大小様々な温室を巡りながら、途中屋外の公園を経て、半地下の空間、そして最後に巨大な円形の温室へと導かれていく豊かなシークエンスを持っている。




この空間の心地よさは、ガラスを透過した薄いコバルトグリーンの光の状態と、それに照らされた植物によってつくり出されているのだと思う。まさしく空間とコンテンツという2つが絶妙のバランスで絡み合っているのだ。19世紀の建築に何か大きなヒントを感じた。おすすめの場所である。





2010/04/05

公園

今日は祝日。天気もいいので近所を散歩。しばらくぶりに公園にも行った。家の近所に大きな公園があるのは心地いい。帰り道、梅が咲いていた。「梅は香りに、桜は花」京都からメールが届く。桜が満開のようだ。





2010/04/03

ブルーモーメント

ブリュッセルは緯度が高いせいか、これから初夏にかけて、ブルーモーメントがよく見られる。夕暮れ後のひととき、辺り一面が青い光に包まれ、家のオレンジの光と対照的な心地よい時間が訪れる。今日は快晴ではなかったが、夕方から晴れだして、今寝室の窓の外は青い光に包まれている。

これから初夏にかけて、冬のどんよりした薄暗い印象から、昼がどんどん長くなって、一気に明るい世界になる。ここに住んで2年、春が待ち遠しくなる感じがよくわかる。日本のようなしっとりとグラデーションで季節が変わっていくのとは対照的に、春は一気に明るく訪れる。ビールがおいしい季節がやってくる。

見たいもの

まだいくつか見に行っていない場所がブリュッセルにもある。カンブル修道院と立庭園のガラス温室だ。どちらもさほど遠くなく近いことから先延ばしにしていてまだいっていない。ラーケン王宮の王立庭園のガラス温室は、一年で数日間しか公開されないのでついつい行き忘れてしまう。今年は、4月15日〜5月9日までのようだ。毎年この期間しか一般公開されない。今年こそ見に行こうと思っている。実はこの周辺には橋を含めて見所がいくつかあるようだ。模型のチェックにいった際にボスが教えてくれた。もう少し緑が青々としてきたら行くのがいいかと思っている。


2010/03/27

休日、Bozar

一週間が早い。今日もブリュッセルは快晴。今Bozarではメキシコの展覧会を行っている。ついこの前までは中国だった。建築展はMEXICAN MODERNISMSという60年代の代表的なメキシコの建築家の展示が開催されている。建築展はあまり大きな展覧会ではないので映像と写真が少々といった感じ。バラガン、キャンデラなど代表的な作品の今が、現地の建築家、歴史家の解説と共に映像で見ることが出来る。事務所の展覧会ShapingForcesはこれの3倍くらいの空間なので、ボリュームはたっぷり。詰め込みすぎず、少なすぎずほどよい展示内容にしたい。展示空間をイメージしながら散策してみた。

4月に入るとBALKAN TRAFIK FESTIVAL が週末にある。ギリシャのフォークミュージックからバルカン半島の音楽を中心にライブがたくさんある模様。

2010/03/14

新旧

週末、市内中心部へ買い物へ。僕の家からは地下鉄で7,8分ほど。距離というより地下鉄の本数が少ないので、意外と時間がかかるのです。首都とはいえ小さな街なので、中心部でもピーク時で地下鉄は6分に一本、休日となると10分ー15分に一本なのです。

写真はニューストリートと食い倒れ横丁として有名なイロ・サクレ地区。時代は変われど、商業主義の創り出す雰囲気はどこか似ている。とにかく何かをしきりにアピールする感じ。世界中どこにでも同じような雰囲気を創り出す。消費されて移り変わっていく風景、国はかわっても同じなんだなーとふと思った。


2010/03/08

Hot chip

昨日は久しぶりにライブへ。
セントラルの近くにあるABというライブハウス。スタンデイングのちょうどいい大きさの箱で、2階席、3階席もあってゆっくりみるならこっちでみればいい。foyer部分に併設されているバースペースもゆったりとしていて心地いい。こういうメインの機能の周辺部分のつくりかたがヨーロッパはうまいと思う。というより使い方がうまいから自然とうまいつくりかたになっていくといった方がいいかもしれない。

ライブは、もうまさにイギリスという感じ。学生時代をなぜか思い出す。電子音とブリットポップが混じり合ったような、どこか哀愁ある感じ。これをロンドンとかでみたらもっといいかもしれない。

ライブ自体もよかったけれど、とにかく時間を楽しむことが前提にすべてが進行していて、それが心地よかった。昨年後半から僕の中で時間の感覚に変化がでてきているのかも知れない。

2010/03/06

文房具

ゆっくりした週末。だいぶ日が長くなってきている。日差しも暖かく、もうすぐ春がやってくる。ここで生活していると、春を待ち遠しくなる気持ちがよくわかる。冬は薄暗く、お昼を過ぎると、すぐにあたりが真っ暗になる。

今日は日差しが暖かく、快晴。
schleiperへ文房具を買いに行く。僕にはお気に入りの文房具がある。

ぺんてる製図用シャープ グラフ1000 0,5mm 0.7mm。黒のインクペンはステッドラーのLumocolor,0.4mm シャチハタArtline220 0.4mm,0.5mm 色のインクペン Zig Art&Graphic Twin 、定規と三角スケールはuchida カッターは OLFA SILVER。そしてメモ帳は、モールスキンか無印の文庫サイズのメモ帳。消しゴムはMONOLight。ノートはLIFE。

よく見るとほとんど日本製。デザインも気になって選ぶのだけれど、書き心地、使い心地がフィットするもので決めている。僕にとって紙とペンの組み合わせは重要で、これがフィットすると集中できる。

使い心地がよくて、どこでも買えて、普通の感じがいい。自分にあった、自分にフィットすることは、何においても重要なんだと思う。






 

2009/11/16

週末

久しぶりに晴れた。
このところブリュッセルの典型的な曇りがちな天気が続いていた。青空がでて晴れ上がると、この街はとても気持ちがいい。奥まった路地がうっすら照らされ、石畳やオーナメントの陰影がはっきりするからだと思う。

小さな街だけど、こんな日の散歩は、入り組んだ路地をちょっと入ったところで、小さなカフェ、レストランなど新しいものが見つかる。金曜日に展示構成のアイデアがまとまったため、この週末は仕事の頭をストップして過ごせた。特に何をするわけでもなく過ごしたのだけれど、最近はそんな休日が心地よく感じる。

展示構成のアイデアはというと、特徴的な空間的な指向を持った構成は行わず、オーソドックスな構成を基本としつつ、順路を設けないヒエラルキーを持たない構成とし、自由に好きなように見てもらうようなものになるといいと考えている。展覧会場を自由に歩き回りながら、スケールや素材、力学を実際にリアルに感じてもらえたらと考えている。そのための最低限のしつらえ(視線のコントロール)を用意しようと思っている。

同時に書籍も出版されるため、書籍と展覧会の棲み分けも考えて、同様の内容を扱いつつも見せ方を全く変えてそれぞれの特性を活かすよう方向付けを行うつもりだ。書籍と展覧会ともに合わせることですべてを知ることができるようなことがいいと考えている。

今月はこのアイデアを発展させて月末の打ち合わせに臨もうと思う。









2009/11/07

もうすっかり秋。今年も寒い。ちょうど締め切り2つを終えてちょっと一息。最近の休日時間があるときは、ブリュッセルを散歩することと、家で絵を描くことが多い。絵はイラストに近いけれど、非常に個人的なもので仕事とは全く違った思考で描いている。いつもとちょっとだけ違ったことをすると新しく気がつくことが多い。木の形や、木の葉の色、質感、こもれびの光、そんなものが頭の中を巡っている。イラストのアイデアはそんなところからやってくる。



2009/10/26

ブリュッセルのこと

コンパクトで小さな街。なんでも揃うわけではなく、バスやトラムは時間通りに来ない。仕事でも東京のように物事が迅速に動くことはまずない。どちらかと言えば不便。その分、時間はゆっくりと流れている。ほんの数年前まで海外に住むなんてこと考えもしなかった僕が、この街に住んでもう一年が経つ。ヨーロッパで働き、ヨーロッパのごく普通の日常に触れて一年。ブリュッセルの時間の流れが心地よく感じるようになってきている。10月の東京はめまぐるしすぎるようにさえ感じた。熊本ではなんだか今の僕の身体感覚に馴染んだ時間が流れていた。なんだかここで生活は、日本の地方都市で生活している感覚に近いのかも知れない。



2009/07/25

夏、イベント、もうすぐバカンス


2つコンペが終了。どちらも事務所単独ではなかったので、難しい面もあり、興味深い面もありという感じ。これから秋に向けていくつかコンペがあるが、とりあえずは夏のバカンスに突入。
あちこちで週末フェスが開かれ、心地良い気温の中音楽とアルコール。また、ベルギーではこの季節、Aperos urbainsといって毎週金曜日に場所を変えてイベントが開かれる。フェスとは違うが、週末前にちょっと集まって街の中で夏を楽しむという感じ。空間をつくることの半分はこういった企画にあるとも思う。ただ、半分はかたちをつくることにある。

2008/10/04

ブリュッセル散歩(6)

清掃局の広告。街路に犬の糞やゴミが落ちていることが多いので、こういったキャンペーンをよく見かける。コピーは読めなくても伝えたいことが伝わってくる。言葉がわからない場所にいると、言葉ではないコミュニケーションに敏感になってくる気がしている。ちなみに清掃の人たちの服装は黄色やオレンジの注意喚起色だが、蛍光色のため、かっこよかったりする。建設現場の人たちの服装もビビットな色(黄緑や黄色)にシルバーの反射板がついていてかっこよかったりする。



2008/09/17

ブリュッセル散歩(5)本屋

本屋巡りは楽しい。ベルギーでのおすすめをいくつか。
CIVA。建築、都市を中心にローカルアーキテクトの情報が集まる。恐らくベルギー国内の建築の情報はここが一番あるのでは。他の国の大きなデザイン専門書店にないようなベルギー国内の建築、都市の本や雑誌もある。土木に関してもローカルな情報はここで見つかる。
Peinture Fraiche。ここはベルギー以外の国の本も充実。日本の建築雑誌、建築家の本もそろっている。
アントワープにあるCopyright。ここはファッション系の雑誌が充実している。その他建築デザインの本もあるが、それほど充実という感じではない。ただ他で絶版になっているものなどが残っていたりした。

パリは、いくつか行ったが、ArturialとBOOKSHOP Le Moniteur。
Arturialは、昔の本がいくつか珍しいものがあった。建築以外にアート、デザイン関係の書籍が充実。
BOOKSHOP Le Moniteurは建築専門。日本で言う南洋堂のような感じ。滞在していたホテルが近くだったので、じっくり時間をかけて見ることが出来たが、以外と興味を引かれる本はあまりなかった。東京の情報量はやはりすごいのだろう。ロンドンでもRIBAのブックショップなどいくつか代表的な書店に行ったりしたが、やはりローカルな本とか雑誌がおもしろい。

2008/08/30

ブリュッセル散歩(4)

恐竜博物館。
結構おもしろい。内容も充実している。
地下フロアすべてを使って発掘現場が再現されていたり、恐竜の関節の仕組みや骨の重さなどを体感できるコーナー、恐竜の声の再現もある。映像展示の充実しているし、解説は4カ国表示、さらにそれぞれに研究者の映像解説がある(しかも映像の演出も凝っている)。恐竜以外にも現代の昆虫や動物の展示コーナーまである。じっくり見るととても一日では観きれない。




2008/08/23

ブリュッセル散歩(3)

ブリュッセルにある建築ギャラリー。
建築や土木に関するローカルな情報はここにくると集められる。
市内にもアートギャラリーや専門書店があるが、ここでしか得られないベルギー国内の情報が得られる。
















ボザール。
おもしろそうな展覧会がたまにある。建築に関するものだと、フラマン語圏の建築展などをここで毎年やっているよう。













>追記 2009年6月4日
来春ボザールで事務所の展覧会が開かれる。僕の担当プロジェクトだ。この頃はそんなことなど想像していなかった。

2008/08/22

ブリュッセル散歩(2)

ストッケル駅 タンタン壁画
ブリュッセルの地下鉄駅は、アーティストによるパブリックアートが駅ごとに施されている。よいものもあればそうでないものもある。












ルーヴァン・カソリック大学医学部学生寮。ルシアンクロール設計
ストッケルからすぐの地下鉄駅の隣にある。市内からは15分ほど。地下鉄だが終着駅付近では、地上を電車ははしる。
窓からこの建築が見えたので、途中下車してみた。





























構内にはカフェなどの飲食店もあり、休日をのんびり過ごすのにもってこいの場所。心地よいスケール感。公園と建築空間が互いに溶け込んでいる。非常に静か。





































写真で見るのと実際に見る印象が大きく違う建築。
建築、外構、公園とすべての細部にわたってスケールをしっかりとコントロールしているからだと思う。








この後ブリュッセル市内にある本屋さんへ。