2009/08/17

チューリッヒ、雨、1日目

8月2日、チューリッヒ空港到着。ブリュッセルから約2時間、あっという間のフライト。空港で8日間のSwissPassを購入、これでこの旅行中はスイス中のほとんどの交通手段に乗り放題。特急にも乗れる。チューリッヒの駅につくと外は雨模様。街の中もちょっとどんより薄暗い。ただスイスの公共交通は時間通りに動くので移動は心地いい。




スイスの点字ブロック。この線になってつながって曲線になっていくかたちがきれい。まずは郊外にあるマックス・ビルの自邸を見に行く。バスでも移動できるのだけれど、雨が上がって日が差してきたので川沿いをゆっくり散歩しながら行くことに。中心から徒歩20分ほどでこの風景。




市内に戻ってカラトラバのシュテーデルホーフェン駅へ。地形の高低差をうまく生かしてデザインされている。周囲に馴染むというよりは、独特の雰囲気がほどよくこの場所を変容させている。
3次元に変化する手摺りの形状やコンクリートのつくり出す曲面が心地いい。連続するスチールの架構よりもそういった曲面の方に心地よさを感じた。






もう一つ曲面の美しいトラムの待合所。単体のオブジェとして美しいかたち。



最後にスイスの国鉄の駅のサイン。これは秀逸。入り口であること、鉄道の駅であること(国鉄のマークを見ればこのサインが秀逸なことがわかります)を最小限の要素で明確に知らせている。
鉄道を表す表示では鉄道の移動を表していた矢印が、その方向を変えることでここでは入り口をしめしている。気がついてしまえば単純で何のことはないがこういったデザインは非常に難しい。行為を暗示させるかたちの例。



おまけ。スーパーで見つけたたまご。