2010/10/04

読書

今日はクロード・パラン、ポール・ヴィリリオによるサン・ベルナデット・デュ・バンレイ教会についてまとまられた本を読む。「oblique function-斜めの機能」という概念に触れながら、教会の建設経緯、その当時の2人の思想の経過をたどれる良書。oblique functionという概念は、僕が今考え始めている3次元曲面によって生み出される身体性、空間性について、ヒントになりそうな気がしている。しかもモダニズムの垂直性によって分断されたコミュニティの再編成のための有効な概念としても捉えていたようだ。公共空間における身体性、動きを伴った空間性。そしてコミュニケーション、共有ということ。今日は、僕自身へのメモ書きとして。

やはり歴史を観ていくことは重要なのだ。

今日の夜は、日本からの友人を案内して、ムール貝専門店へ。相変わらずのあわただしい人だった。