2010/11/27

日本

日本には日本の色彩があり、日本のかたちがある。
今回で撮った写真を見返していて、あらためて思った。
どこかしっとりとしていて、少し陰のある色彩と、はっきりとした輪郭をもっているようでいて、実は作り替えられていくこと、代謝していくことを内部に秘めた刹那的な要素を備えているかたち。その中でどっしりとしたかたちをもっているのが、熊本城の城壁だ。そう考えると移り変わること、普遍性をもつことの相反する両側面が日本にはあるのかもしれない。
海外生活が長くなってきたせいか、日本に戻るといろいろなことに気がつくことが多くなった。