特に日本での公共空間でのデザインにおいては、デザイン以前にやらなければ行けないことがたくさんある。ここを忘れてしまうと、いつまでたってもこの職能は社会から離れた場所に位置づけられたままになる。だからといってコミュニティーといってしまうのではなく、「モノ」として社会に定着させていく方法があると思っている。そのためには、ありきたりだが広くみることが必要で、あたりまえのことの中にヒントがたくさんある。
日本で欧州のようなコンペの機会を待っていても何も始まらないし、世の中はその方向に流れていない。まずは土壌を耕す時間が必要だ。