2008/10/26

展覧会

僕が企画・会場構成に協力している展覧会。「Hands 土木エンジニア ドローイング展」11月16日ー18日までの短い期間だが、四ッ谷にある土木学会で開催される。中でも増田淳のA0橋梁図面は圧巻。官所属のエンジニアが大半であった時代、自身の橋梁設計事務所を立ち上げ80近くの橋梁を設計。日本の土木にもこんな時代があったんです。増田が描く手書き図面は、レイアウト、線の美しさ、どれをとってもグラフィカルで美しく、その緻密で繊細な線は今見ても魅力的。土木の魅力を様々な角度から伝えていくつもりである。

この展覧会は「図面」の魅力という視点、事務所のボス、ローラン・ネイの講演会は、現実に「かたち」を結実させることを問う講演会。まだ日本の土木で、この種の議論は非常に難しい面もあるが、目指すところだと思う。2つの僕が関係しているイベントは、だいぶ異なる内容ではあるが、土木の議論はこれから始まることを期待して、これらに関わっている。