2011/02/23

思考と設計プロセス

メモ。
ローランネイの思考を最も良く表すプロジェクトは、Knokke Footbridgeである。ここからEsch FootbridgeやSpoor Noord、Footbridge Fransmanなどのモノコックな歩道橋のシリーズへとつながっている。部材構成を極限にまで切り詰めて、スチールを面材として扱っていく。ここにはシンプルさということと同時に、接合部をなくすことによるメンテナンス面への考慮もある。また、これらのプロジェクトには装飾性という要素が備わっている。しかも装飾は、表層に付加されたものではなく、構造と一体となって存在している。

設計プロセスということとなると、College Bridgeに始まるform finding processから形態を見出す、Ring Antwerp、Hiroshima Footbridgesのシリーズによく現れている。様々な条件をバランスさせながら、構造的な解へと繋げていくプロセスを経ることでこれらは生まれる。構造を追求しつつも、条件のバランスの上に成り立つ構造解。

まだ上記は整理して考えていかないといけない。とりあえずのメモ書き。