展覧会「shaping forces」巡回展の打ち合わせでルクセンブルクへ。場所はルクセンブルク建築協会。会場となる空間は、元々工場であったところを改修したもので、なかなかいい空間。正方形に近い空間は使いやすそう。窓が多いが、逆に大きな模型を彫刻のように展示するこの展覧会には自然光が入ってちょうどいい。壁が少ない分、展示パネルは天井から吊る形を考えている。会場をざっくり見て、必要そうな場所の寸法を測ってから、予算、輸送、協賛などについて細かく打ち合わせる。
ルクセンブルクは小さな国ではあるが、担当者は予算が少ないといっていたが、世界でもっとも裕福な国だけあって、僕からすると十分にあると思う。ルクセンブルク建築協会の運営には、銀行、建設会社、行政などが常にスポンサーとしてついているため、まだそれほど建築家も多くないこの小さな街でも成り立っているのだ。日本との関係もあるようで、過去に日本の建築展を開催したこともあるようだ。
打ち合わせ後、担当者とbozarのイワンと3人で夕食をとり、3時間かけてブリュッセルへ戻る。展覧会が巡回していくたびに、様々な人に会えるのが楽しい。