2008/08/13

TOKYO

現在東京に滞在中。
ある仕事を頼まれ、東京について考えることに。

僕が関わる土木構造物のデザインは、
かたちの意味を考えていかなければならないと思っている。
AXIS誌の9月号にAXISフォーラムのレポートを書いたが、
現在の土木のデザインは、かたちの意味から逃げているように見えた。

そんなことを考えている折、この仕事を頼まれたのだが、
ここではかたちはでてこない。
でもできること、しなければいけないことがある。
通常は設計者という職能が関わることのない部分だが、
だからこそ関わっていくことが重要な気もする。

何が必要で、どんな環境、状況が豊かで楽しいかということが
想像できるなら、いわゆる構造物という形ではなくても、
デザインはできるはずだと思っている。
今回の仕事の場合は、ビジョンを示すための言葉なのだが、
こういう部分が本当に重要なケースもあると思う。
使う側とのコミュニケーションのためのこういった言葉が。

かたちの問題は、これから考えていくけれども、
コミュニケーションとしてのデザインも考えなければと感じている。
そして評論家ではないので、やはり実際のプロジェクトと合わせて、
考え方を提示していけないと感じている。

今関わっている仕事についての詳細は
今ここでは書けないので、いずれ時期が来たら。