学生時代からの僕の疑問。なぜ、建築や都市、土木といった仕事が、ファションや音楽やグラフィックのように誰にでも共有可能で敷居の高くないものにならないのだろうか。
すべてはここから始まっている。
僕のこれまでの経歴は、コミュニケーションの在り方の模索なのだと思う。大ざっぱにいうと、ステュディオハンでは伝わる言葉やビジュアルを使ったデザインおよび企画を生み出すこと、ネイアンドパートナーズでは意匠、構造、施工、メンテナンスなどあらゆる側面において誰にでも共有可能なデザインを生み出すプロセス、そしてそのプレゼンテーションを経験してきているのだと思う。どれも多くの人とデザインを共有するために欠かせないものなのだ。
しかも、コミュニケーションが重要となる多言語の国で。
明日はブリュージュで打ち合わせです。